アスター電機株式会社

ISO13485 創業45年 医療機器受託製造32年

地震感震器 SISMO

地震対策は、万全ですか?

あなたの設備、地震で止まりますか?

SISMO(シスモ)ET-303は、地震動のレベルを9段階で設定可能です。

3軸方向加速度センサー組み込み、水平の保守点検の必要がありません。

2005年に初期型ET-301を発売以来、累計1000件以上の販売実績があります

★カタログ印刷は、こちらからどうぞ。
※A3用紙、横向きで両面印刷してください。


★SISMO-ET303の取付場所によっては、安定しない場合がございます。

★DINレールに感震器を取付けて感震器がグラグラするようでしたら下記別売品の購入を推奨致します。


★DIN取付補強板の作業手順書をご用意しました。
※専用【DIN取付補強板】は、別売にてご購入頂けます。


★SISMO-ET303をDINでは無く直接取り付ける場合、より安定した設置をするために。
★固定アタッチメントの作業手順書をご用意しました。
※専用【固定アタッチメント】は、別売にてご購入頂けます。

こちらの製品の詳細やお値段についてはメールまたはFAXでお問い合わせください。

FAX 045-591-1077

地震感震器 SISMO-ET303 特徴

従来型の感震器の多くは、マグネット式や鉄球式の為、装置全体を水平に保たなければ正常な動作ができず、設置時に必ず水平器で調整する必要がありました。

また設置場所を水平に保たなければならない為、取り付ける設備自身の傾斜を確認する必要があり、固定方法が限定されました。

しかしこの地震感震器には3方向加速度センサーが組み込まれており取り付け時の状態を原点としてセットする為、水平器での調整が必要ありません。

設置場所が経年によって傾いた場合でも、原点を自動で補正する機能を装備しており、水平の保守点検の必要がありません

この地震感震器には3方向の地震の力を合成する処理がされており、垂直、水平の方向性などの影響を受けません。

この地震感震器は、加速度センサーを使用しロータリスイッチにより、検知する地震動のレベルを6段階で設定できるようになっているタイプの感度設定型感震器です。

震度3程度で動作させたり、震度5程度で動作させたりと用途に合わせることが可能です。

また、制御盤のDINレールにそのまま取り付けることができ、リレーなどと一緒に配置することができます。既存設備の空きスペースに追加することができます。

仕  様

 【作動仕様】  
 設定加速度: 50,100,150,200,250,300,350,400,450galの9種類
 設定加速度以上の地震が数秒間続くとリレーが作動します
 地震感震器ユニット付近を通過する車などの振動や、ボールを当てられたりする振動、人為的な衝撃には反応しない構造になっております
【標準仕様】   地震感震器ユニット(シスモ)
 名  称  SISMO-ET303
 型  番  
 【構  造】  
 作動方式  3軸加速度センサー型
 外形寸法  W95×D82×H35mm
 重  量  160g
 取  付  DINレール
 端子台仕様  端子ネジ M3 (8P)
 【電気仕様】  
 入力電源  DC9~30V/ 0.1A
 出力仕様  無電圧接点 1a,1b AC125V/0.4A DC30V/2.0A

概要図

取扱説明

1

DC9~30Vの外部電源を端子台のV(+)G(-)端子に接続します。

リレー接点はCOM,a,b端子になりますので、機器に接続します。

2

配線が済みましたら、スイッチを運転の方向に倒します。

設定加速度以上の地震でリレーが作動します。

作動すると400galと350galのLEDが交互に1秒間間隔で点滅を行います。

3

作動したリレーを解除するには、スイッチを停止の位置に倒します。

リレーが解除されたことを確認し、再度運転側に倒して下さい。

震度階級と最大加速度

 震度4  40~110程度
 震度5弱  110~240程度
 震度5強  240~520程度
 震度6弱  520~830程度
 震度6強  830~1,500程度
 震度7  1,500程度~

※ 厳密には対応させることはできませんが、概ね対応する値です。

参考資料:「国土交通省河川・道路等施設の地震計ネットワーク」によるデータを利用したものである



地震感震器SISMO-ET303加振器実験動画




こちらの動画は地震感震器SISMO-ET303を3軸加振器のステージに固定し気象庁地震データの「1995年1月17日兵庫県南部地震 震度6」で加振した時の実験映像です。
感震設定レベルは「2」に設定しています。 感震リレーは大きな本震前の細かな揺れの時に作動しています。 震源地近くでは最初の小さな揺れでも十分に感震していることが分かります。
当社の地震感震器SISMO-ET303は全ての地震波形で感震するように対応しておりません。 感震器の近くを人や車両等が通過したり、ボールが当たったり等の衝撃の際に誤検知しないようにフィルターがかけられております。
誤検知で設備が常時止まることは生産活動や業務に支障が出るため、衝撃波をパスするフィルターが強く設定されております。
よって直下型地震や震源地に近い急激な大きな地震波の場合、衝撃波と同じ波形になりフィルターで感震しないことが御座います。
地震時に確実に感震器を感震させるには、感震設定レベルを2~3程度に設定し、感震器が衝撃で揺れない頑丈な建物の壁や床に設置をお願いします。
感震設定レベルを低くすることで容易に感震するようになりますが、衝撃が当たらない、建物が簡単に揺れない場所に設置していただくことで、地震以外の波形では誤検知しにくい、適切な運用方法となると考えております。
感震器を設置する制御盤が揺れたり、設置している壁面が容易に揺れる場合、感震設定レベルを3以上で運用することがあると思われます。
その場合、地震時には地震波形+制御盤の揺れ(壁面の揺れ)と言う波形になる為、実際の地震波形と異なることから感震しないことが御座います。 感震設定レベル2~3程度で良く感震器が作動する場合、設置場所が揺れている、もしくは固有の共振周波数を持った場所であることが多いです。 容易に揺れない、車両や人が通行しない場所への設置を是非ご確認ください。


***注 意***

※ 当社の感震器は全ての地震で停止することを保証しておりません。
地震波によっては感震しないこともあります。

※ 直下型地震等で短い時間に急激に振動する地震には対応しておりません。
(誤動作防止の為)

○ 当製品のご使用にあたり、以下の使用目的には使用しないしないでください。
特に 医療機器など直接人命に関わる用途には使用しないで下さい。

※ 人体保護を目的とする装置への使用

※ 輸送機器への直接制御(停止装置など)

※ 航空機、宇宙機器、原子力関連制御機器への使用

○ 当製品は地震計ではありません。TV・ラジオで放送される気象庁の地震震度階級と異なります。任意の震度に設定しても地震の特性によって作動しないことがあります。

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※第三者による行為、その他の事故、お客様の故意または過失、誤用、その他異常な条件下での使用により生じた損害に関して、当社は一切責任を負いません。
※SISMO-ET303は国内向けのみの販売となります。※海外への輸出は非推奨となります。
※海外への輸出・販売はご遠慮願います。当社は一切責任を負いません。
※本製品の使用または使用不能から生じた損害、逸失利益、および第三者からのいかなる請求等について、当社は一切責任を負いません。
※本製品に付属の取扱説明書の記載内容を守らないことにより生じた損害に関して、当社は一切責任を負いません
※当社が関与しない接続機器、意図しない組み合わせによる誤動作やハングアップなどから生じた損害に関して、当社は一切責任を負いません。

SISMO よくある質問

地震感震器とは何ですか?

地震感震器とは、地震を検知して作動する装置を言います。
身近なところでは、住宅やマンション等にはガスメータが付いていますが、その中に感震器が入っており、地震時に火災が起こらないように自動で止まるようになっています。

地震感震器の必要性とは?

昨今の大型地震が頻繁に起こる日本国内では、各企業の機械や設備などを操作している作業者の安全を守る必要があります。
また、地震時に高額な費用をかけて作られた機械や設備を安全に停止させなければならいと言った必要に迫られています。
地震と言う自然現象から逃れることは現在のところ不可能なことと考えられており、各社は災害後の復旧をいかに迅速に早く行えるかを検討し始めています。早急な復旧に対応できることが企業生命に深く関わってきます。
その為にも設備や機械を地震時に安全に停止させ、破損・火災などから設備や機械を守り、災害後すぐに稼働できる体制を整えておくことが重要とされています。

SISIMO-ET303はどこに設置するのですか?
どのようにして機械を止めるのですか?

既存の制御盤内に設置できるようになっています。 感震器の出力は、PLC(シーケンサ)などの入力に入れて、感震時に原点に戻るようなプログラムをする必要があります。また、非常停止スイッチがある場合は、そのスイッチの接点と並列に接続し、感震時に非常停止するようにします。 具体的な停止方法は、機器や設備によって安全な停止方法がありますので、十分な検討が必要です。

1.気象庁の震度階級(例.震度5弱)で機器を停止させることはできますか?

気象庁から発表される震度階級は地震の始まりから終わりまでのエネルギーを観測し地震終了後に計算値が出されるので地震の最中は震度が分かりません。

地震感震器の目的は地震の始まりや最中に機器を安全に停止したいことから震度階級を採用することが出来ないので震度階級表示を行っておりません。

上記でも説明した通り震度階級は地震全体の大きさを表す単位であるため、当感震器で採用している加速度(ガル値)とイコールではありません。

よって正確には「震度階級(例.震度5弱)」で機器を止めることは出来ません。

当製品では「ある一定の加速度(ガル値)」で「ある時間継続した場合」に出力をONさせるアルゴリズムを搭載しており、地震の最中に加速度(ガル値)で判定しています。
但し、上記のアルゴリズムに関しては秘密事項で公開しておりません。

任意の加速度(ガル値)に設定しても求める震度階級(例.震度5弱)で機器を止められない場合もあります。例えば直下型の短い地震や逆にゆっくりとした長い時間揺れる地震などは感震しないこともあります。

2.校正の必要はありますか?

当製品では加速度センサーを使用しています。センサーは電子式ですので経年変化はありませんが強い衝撃を受けたり周囲環境の急激な変化でセンサーが劣化することは考えられます。
製品自体にセンサーチェック機能はありませんので、ご心配な場合は1年に1回、もしくは数年に1回程度、製品の校正サービスに問い合わせていただければ実施致します。
但しセンサーに重力をかけて過去のデータと比較して良否判定するだけとなりますので、試験データを公開・提出することは出来ません。
「試験合格」と言うレポートのみとなります。

3.感震精度を上げるためには?

地震時の感震精度を上げるためには敷地内の離れた場所3か所に感震器を設置し、地震時に2点以上の感震器がONした場合に「地震」と判断される方法が御座います。
1点の感震ONの場合は何か近くで地震に似た振動があり誤動作した場合が考えられます。2点同時に誤動作する確率は低く、地震感震の精度を上げられます。

4.誤動作の報告はあるか?

感震器を取り付ける制御盤が地面より高い位置にあり、支柱などで固定されている場合、近くの振動で共振して制御盤が揺れて誤動作すること報告されています。

感震器の近くにエレベータや大型モータがある場合、共振して誤動作することが報告されています。

気象庁が発表している震度階級関連解説表によると、次のように震度階級別の屋内の状況が予測されています。
震度2 電灯などのつり下げ物がわずかに揺れる。
震度3 電灯などのつり下げ物がわずかに揺れる。
震度4 つり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。
座りの悪い置物が倒れることがある。
震度5弱 つり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。
座りの悪い置物が倒れることがある。
震度5強 棚にある食器類、書棚の本の多くが落ちる。
テレビが台から落ちることがある。
タンスなど重い家具が倒れることがある。
変形によりドアが開かなくなることがある。
一部の戸がはずれる。

こちらの製品の詳細やお値段についてはメールまたはFAXでお問い合わせください。

FAX 045-591-1077