概要図
取扱説明
1 |
DC9~30Vの外部電源を端子台のV(+)G(-)端子に接続します。
リレー接点はCOM,a,b端子になりますので、機器に接続します。 |
2 |
配線が済みましたら、スイッチを運転の方向に倒します。
設定加速度以上の地震でリレーが作動します。
作動すると400galと350galのLEDが交互に1秒間間隔で点滅を行います。 |
3 |
作動したリレーを解除するには、スイッチを停止の位置に倒します。
リレーが解除されたことを確認し、再度運転側に倒して下さい。 |
震度階級と最大加速度
震度4 |
40~110程度 |
震度5弱 |
110~240程度 |
震度5強 |
240~520程度 |
震度6弱 |
520~830程度 |
震度6強 |
830~1,500程度 |
震度7 |
1,500程度~ |
※ 厳密には対応させることはできませんが、概ね対応する値です。
参考資料:「国土交通省河川・道路等施設の地震計ネットワーク」によるデータを利用したものである
地震感震器SISMO-ET303加振器実験動画
こちらの動画は地震感震器SISMO-ET303を3軸加振器のステージに固定し気象庁地震データの「1995年1月17日兵庫県南部地震 震度6」で加振した時の実験映像です。
感震設定レベルは「2」に設定しています。
感震リレーは大きな本震前の細かな揺れの時に作動しています。
震源地近くでは最初の小さな揺れでも十分に感震していることが分かります。
当社の地震感震器SISMO-ET303は全ての地震波形で感震するように対応しておりません。
感震器の近くを人や車両等が通過したり、ボールが当たったり等の衝撃の際に誤検知しないようにフィルターがかけられております。
誤検知で設備が常時止まることは生産活動や業務に支障が出るため、衝撃波をパスするフィルターが強く設定されております。
よって直下型地震や震源地に近い急激な大きな地震波の場合、衝撃波と同じ波形になりフィルターで感震しないことが御座います。
地震時に確実に感震器を感震させるには、感震設定レベルを2~3程度に設定し、感震器が衝撃で揺れない頑丈な建物の壁や床に設置をお願いします。
感震設定レベルを低くすることで容易に感震するようになりますが、衝撃が当たらない、建物が簡単に揺れない場所に設置していただくことで、地震以外の波形では誤検知しにくい、適切な運用方法となると考えております。
感震器を設置する制御盤が揺れたり、設置している壁面が容易に揺れる場合、感震設定レベルを3以上で運用することがあると思われます。
その場合、地震時には地震波形+制御盤の揺れ(壁面の揺れ)と言う波形になる為、実際の地震波形と異なることから感震しないことが御座います。
感震設定レベル2~3程度で良く感震器が作動する場合、設置場所が揺れている、もしくは固有の共振周波数を持った場所であることが多いです。
容易に揺れない、車両や人が通行しない場所への設置を是非ご確認ください。
***注 意***
※ 当社の感震器は全ての地震で停止することを保証しておりません。
地震波によっては感震しないこともあります。
※ 直下型地震等で短い時間に急激に振動する地震には対応しておりません。
(誤動作防止の為)
○ 当製品のご使用にあたり、以下の使用目的には使用しないしないでください。
特に 医療機器など直接人命に関わる用途には使用しないで下さい。
※ 人体保護を目的とする装置への使用
※ 輸送機器への直接制御(停止装置など)
※ 航空機、宇宙機器、原子力関連制御機器への使用
○ 当製品は地震計ではありません。TV・ラジオで放送される気象庁の地震震度階級と異なります。任意の震度に設定しても地震の特性によって作動しないことがあります。
**********************************
※第三者による行為、その他の事故、お客様の故意または過失、誤用、その他異常な条件下での使用により生じた損害に関して、当社は一切責任を負いません。
※SISMO-ET303は国内向けのみの販売となります。※海外への輸出は非推奨となります。
※海外への輸出・販売はご遠慮願います。当社は一切責任を負いません。
※本製品の使用または使用不能から生じた損害、逸失利益、および第三者からのいかなる請求等について、当社は一切責任を負いません。
※本製品に付属の取扱説明書の記載内容を守らないことにより生じた損害に関して、当社は一切責任を負いません
※当社が関与しない接続機器、意図しない組み合わせによる誤動作やハングアップなどから生じた損害に関して、当社は一切責任を負いません。